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いきものたちと仲良く暮らす 自給農場 大自然からのおすそわけをいただく |
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ざっこくこうぼう
麦雑穀工房マイクロブルワリーの自給農場では自然力にまかせた農法(自然力栽培)を採用して、安全で美味しく滋養豊かな食材を生産しています。
ここでいう自然力とは周知の太陽からふりそそぐエネルギーをはじめその賜物たる生き物たちや土、水、大気の諸力を指します。
具体的な現場では野や山そして耕作地に暮らす生物生命のライフサイクルをできるだけ壊さないよう、
さまざまな動物や植物そして微生物などと友好的に暮らして、それらが営む自然の力を有効的に活用するよう心がけます。
農具や資材は、自ら制作製造ないし廃棄前のものを譲り受けて修理再生して使います。つづき。
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自然力の雑穀類2013
自然力の麦類2013
自然力の雑穀類2012
自然力の麦類2012
パイプハウスをつくる
農場周辺のどうぶつたち
自然力の雑穀類2011
麦秋期の自給農場2011
2010年11月 秋の自給農場
2009年初夏収穫の麦類
里山の資源・薪
麦芽製造施設とシステム 2009年2月より準備開始
第一農場(不動橋北) 2004/9/6追加 古里1号
第二農場(不動橋南) 2004/12/4追加 わが国初のビール麦品種−金子ゴールデン−
第三農場(兎平) 2004/1/14追加 ブルーベリー、10/19追加 ホップの毬花
小川水源(館川ダム)
9月上旬
・出穂中の雑穀類
右端がアマランサス、中央一列が開花中の大豆(青山在来)、左がモチキビ。
異常な天候ですが雑草に守られてどれもが力強く育っている。
・アマランサス、中央奥に茅葺東屋
ニューアステカ。たいへん生育旺盛。大きく育つ。この後、霜が降りる直前まで、葉の付根からも次々と出穂してくる。
・エノコロ草
昨年と同じ場所。9月下旬に収穫・脱穀の予定。
出穂中のもちアワ−古里1号−
04年9月6日撮影。不耕起。7月上旬播種。ちょうど2ヵ月。雑草に負けず、たくましく出穂中。大きく立派な穂。鑑賞用にもなる。
この「もちアワ」古里1号(コリ1号)は、現在の奥多摩町小丹波(古里村)でつくられていた。大戦後、東京農業試験場で品質と収量を比較したところ最も優れていた(農文協『江戸・東京農業名所めぐり』p151)。播種期は「7月はじめころ」(同150p)。この穂はJA東京教育センター学園長の大竹様から04年6月に頂戴した。
手前は収穫中の二条大麦、通称ビール麦
奥の背が高いのがライ麦
ライ麦の手前にバインダーがみえる。自動で刈り取って手ごろの大きさに束ねてくれる自走式の機械。この機械のおかげで私1人で収穫が可能になった。このバインダーは近隣で米を作っている方から「もともと中古。物置に長年放置したのでタイヤがだめになった。廃棄する」と聞きつけたので頂戴した。高価な正規のタイヤではない。中古を検索。外見もサイズもかなり異なるタイヤであっても、取り付けさえできればこっちのもの。こうして便利に使っている。
緑肥として栽培したライ麦
11月上旬に播種したライ麦が、4月中旬に出穂。出穂すると背丈が2mに達する。
4月19日、刈払い機で3段にカット。麦莢、茅は刈払い機に絡まず、カットしやい。
さつまいもの花
2005年8月14日撮影 紫芋の花 数年前よりイノシシが出没するため全滅を覚悟して作付けたものの今年は珍しく食べ残しが数本あって、珍しい花をつけた。イノシシは紫芋を好まないようだ。その後、「紫芋の花は珍しくない」と聞いた。
発芽した。2004年12月3日8:00撮影。 霜の朝。無肥料、不耕起。 |
もうすぐ出穂。2005年4月26日12:30撮影。 背丈が30センチしか生育しない。貧弱。この品種は肥えた土地、練馬ならともかく。ここ小川での自然栽培には不向きか。 |
数日後、晴天の日に収穫予定。2005年6月1日5:50撮影。あまぎ二条よりも10日ほど晩生。茎や穀皮に赤色が混ざっている。 |
金子ゴールデン(ビール麦品種の二条大麦)は北豊島郡中新井村(現在の豊島区豊玉)の金子丑五郎が1900年育成したわが国独自の品種。早稲で倒壊しない優れた性質を持つため、その後のビール麦の主要品種に血が引き継がれている(農文協『江戸・東京農業名所めぐり』p112-112)。ビール麦の栽培が盛んだった昭和25年(1950)には東京で、生産者1044戸、練馬区だけでも440戸、71ヘクタールあった(同)。この種はJA東京教育センター学園長の大竹様から04年6月に頂戴した。 ・50年代、私が小さい頃、近所で栽培していたビール麦はどれも背丈が大人の肩ほどもあったから当時でもこの系列でない品種が相当数あったようだ。 |
登熟前のビール麦
2000年代の品種、二条大麦。
そばの花
小川在来種。8月15日に4列播種した。「秋ソバは盆前後に播くとよい」という、このソバを70年間作付している方から1998年夏、いただいた種を受け継いでる。ソバは適期に蒔かないと花は咲くものの実が付かない。
コウゾの実 アップ
コウゾの樹皮は和紙の材料。この実はほんのり甘く、少し粘りがある。この実が雨にあたるとコンペイトウのようにキラキラ光を反射して素晴らしい。鳥が食べて、あっちこっちで種入りの糞を落とすため、コウゾの木が畑の周囲にたくさんある。
真夏のブルーベリー
05年8月19日撮影。原種のビルベリーに近い品種、小粒。たくさん実が付きすぎて枝が地面まで垂れている。
冬のブルーベリー
04年1月14日撮影。まだ葉がついています。20株、若木。今年は30k程度の収量か。
橋南の果樹コーナーに親株が5本あるが、水はけが悪いため収量が少ないので1998年、その株の枝を挿し木して2000年春、ここ山際の斜面に定植した。
ホップの芽と毬花
04年3月8日撮影:左。ホップの芽がでた。
一般にビールには西洋カラハナソウをつかう。これはいわゆる和製ホップ。カラハナソウの芽。つくしのようなのがホップの芽、枯枝は去年の茎。実生5年目。大株。
右がビールに不可欠な毬花。9月下旬。収穫期だが雨に濡れている。この毬花の個々の花弁の付け根にネバネバした苦味、アロマ、芳香成分がある。晴れた日に毬花だけを収穫、よく乾燥して保存する。
ホップの根とその芋
2006年3月25日撮影:ホップの根。なんと! 芋に養分を蓄えている。
丸太材をそのまま使う小屋「ログハウス」
1997年1月、建築中。
人なつこく近寄るルリビタキ
山に入り堆肥の原料を集めていると、1〜2mほどの距離を置いて地面に落ちている枯枝にとまり、美しく愛らしい姿をみせてくれる。
当自給農場では具体的に以下のような指針のもとで活動することが大切だと考えて実践している。
・畑土壌の透水性を維持向上する。
作物や雑草の根系の働きははかりしれない。透水性を維持向上するのもそのひとつ。
根菜はともかく、やむなく除去する場合にあっては根を抜かない。
種まきのために土壌表面を掻くことがあっても、耕転(くさぎる)の概念を持たない。
・落葉、雑草、作物残骸など植物質で敷き草マルチを実施。
これらマルチの腐植や腐葉土は土壌表層に置く。
・風土に合った品種を選定する。
地場伝統在来種、自家採種を心がける。
・農場外から持ち込む物質は以下のみとする。
畑周辺の草や落葉。これらは敷き草マルチ、腐葉土・温床づくりに活用する。
腐葉土。作物近傍の土壌表層に置く。
薪ストーブ(燃料は里山の資源・薪や周辺の剪定樹木)の草木灰。土壌表面に散布する。
工房からでる麦芽粕やホップ粕。野菜栽培予定畝の土中表層あるいは果菜類のマルチとして還元する。
ななさと福祉作業所(ふるさと牧場)の完熟腐葉土、完熟腐葉土入り有機発酵鶏糞。果菜類の苗近傍の土壌表層に施す。
これらは土壌中の微生物や昆虫など、いきものを元気にする物質ととらえる。
里山の資源・薪
薪ストーブ
薪の運搬やカットに手がかかるが、やわらかい熱がポカポカ暖かい。
このストーブで2階まで暖まるので、他の暖房具が必要ない。
煙突
煙の排出を極力抑えて燃焼効率をよくするために、ストーブには煙を二次燃焼させる触媒が燃焼室と煙突の間にあるものの、
炊きつけ直後や燃料投入直後はやはりこうした煙が出る。
クヌギ。昨年伐採。直径40cm〜60cm。
クヌギやナラは理想の薪。燃え終えた真っ赤な「熾き火」が素晴らしい。山から切り出して、雨にあたらないよう管理する。
今冬の燃料
右は山桜とケヤキ。カット後2年目。このなかに玉虫とルリボシカミキリの幼虫が沢山いる。真冬でも、近づくとバリバリ木を食っている音が聞こえる。
7月11日撮影:産卵中の玉虫とルリボシカミキリ
これはイチョウの大木
イチョウの丸太には虫が入らない。アカシアにも入らないようである。
雨よけのトタンの長さは180cm。この大木。毎年、「今年こそまな板に加工する」と意気込む。
シイタケ栽培
熾き火で焼いたシイタケはたいへんたいへん贅沢な味。
ナラ・クヌギの伐採 2009年2月上旬から中旬