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2010年11月
秋の自給農場のひとこま

第二農場(不動橋南)

花オクラとゴボウ

 手前が収穫を終えた花オクラ。この季節になると花びらが小さくなるが、いまだに花を楽しませてくれる。
 奥に昨年10月播種のゴボウ。
 赤く色づいているのはイヌタデ(アカマンマ)の実。


ニンジンとノラボウ菜
 このニンジンは9月15日に播種した。涼しくなって生育盛ん。北に植えたノラボウ菜が厳寒期までに大きく育ち、ニンジンを防寒する。ニンジンは年が明けたら収穫を開始する。
 畑の石は気がつけば拾っているのだが。あらためて写真をみると、ごろごろと畝を埋め尽くす小さな石ころも気になる。
 ノラボウ菜は春、4月頃から花が咲き始めた茎を折って収穫する。この茎はめっぽううまい。


収穫を終えたオクラ
 巨木に育った。どれほど深くまで根がはいったか。こうした根は畑の物理性、化学性を改善する。決して抜かない。


定植したキャベツ
 枝豆で食べた大豆(青山在来)の跡に定植した。残骸はそれの育った場所に還元する。定植のためにそれをどけると、たくさんの虫達が脇に逃げる。こうしたボッチは畑の生き物たちのかっこうの棲みかになっている。
 この大豆も根が深くはいった。キャベツを定植の際、根粒菌の玉がたくさんあった。この玉に蓄えられたエネルギーはキャベツをも育む。ありがたい。
 このキャベツの収穫は来年6月以降になる。


白菜とゴボウ
 この白菜は8月18日に定植した。例年よりもたいへん早かった。9月中旬以前に定植ないし発芽する野菜畝周辺には、よく発酵してないものや臭いのするものを置かないことが肝要。そうしたものを土に入れるなどもってのほか。虫害が目立つようになるし、だいいちおいしい作物が育たない。
 昆作したゴボウは9月17日に播種した。来年6月ころから収穫できるはず。


ネギとニンジン
 例年、ネギの北にニンジンを昆作する。よくできる。今年の夏は極端な日照りだったので、まあ、7月播種のニンジンだから姿が悪くともしかたない。
 ネギは霜が降るたびに美味しさを増す。



第一農場(不動橋北)

麦まきを終えた

 ライ麦27列、六条大麦10列、金子ゴールデン1列。すでに発芽しているクローバーを発動機搭載の耕運機で浅く掻くと後輪のわだちが残る。ここに麦の種を落として地下足袋で土を寄せた。
 この畑は10月10にも表面を掻いた。狙いは夏作物の残骸整理だったが、このときすでに常緑宿根化したクローバーが点々と葉をだしていた。それから1ヶ月経過して、クローバーが一斉に発芽した。これをふたたび掻いた。この結果はどうなるか。まだまだクローバーの勢いが強いか。かりにそうであっても、ライ麦なら大丈夫だろうとの期待がある。どうなるか楽しみ。。



第三農場(兎平)

シイタケ

 この原木は昨年2月中旬に伐採して3月中旬、1mほどに16本カットして植菌(低中温性:日本農林種菌鰍キその360)した。発生時の今ごろ、ブルーベリーの日陰に立掛ける。
 下の方、急な冷え込みで生育を休んでいるが今日明日、暖かくなれば大きく育つ。



収穫期のキクイモ
 キクイモは10月下旬から、芽が伸びる直前の3月までがおいしい。
 ここは製麦施設がある第三農場(兔平)の中腹。キクイモはやせ地でも適当な日照が得られれば大きな木に育ち、土壌を改善する。


山の中に撒いたキクイモ
 山の中でキクイモが大きく育った。これならイモがたくさん収穫できる。
 今年の春、山の中にキクイモを「撒いた」。穴を掘って埋めたのではない。撒き散らしただけ。山中でキクイモは雑草とうまく共存している。
 ここは元ゴルフ場予定地。工事途中で倒産。とほうもない抵当が設定してあるので土地の再利用がうまくゆかない。なら、キクイモを撒いて、ここをキクイモの里にしようではないか。


山際のミカン
 山際にミカンの苗を3本植えた。2年目。2本の木に着果した。おいしいミカンがなったら、もっともっと植えよう。風情のある構築物はストーブ燃料の薪小屋と製麦施設。


生野菜
 8月中旬播種して、9月上旬に定植した。定植当時はたいへん暑かったので、分厚く敷き草をした。


中カブ
 8月中旬播種。酷暑のなか、発芽しても育たず。3回蒔きなおした。
 カメラマンの影がある写真。ほほえましいのでは。


ラッキョの間に蒔いたコカブ
 ラッキョの列とラッキョの列の間に生えているのは。雑草ばかりではないか。まてよ。そのなかに、コカブが5個だけ育っているではないか。
 こういうものは、それはそれは、たいへん、おいしい。こういうふうに、おいしいものを、かんどうしなから、いただけるのは、じきゅうじんならではの、とっけんです。でも、ほんとうは、そうであってはいけないでしょう。
 ちきゅうにすむ、みんなが、こういう、しあわせを、かんどうを、いだけるしゃかいにしてゆきましょう。
 ひとのからだも、こころも、いきいきとしたしゃかいに、です。
 だいきぼな、こうりつしゅぎの、のうぎょうは、いけません。ちいさな、のう。じきゅう、がたいせつです。


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