麦雑穀工房
農場や製麦施設周辺の野生動物たち
おやねこ こねこ
2009年5月27日 こねこが全部で4匹。
となりのお宅の物置と物置の間。母ネコが4匹の子猫をくわえてあっちこちの物置を移動していた。近年温暖化しているから2月生まれもあるとすれば、生後3.5ヶ月ほどか。
2009年7月6日 拙宅の物置を住処にした。
いつも引き戸を10センチほど開けておく。人間の姿があると、このタマネコだけが外にでない。
2009年7月16日 いつまでおっぱいを飲むのか。
勝手口のウッドデッキにて。
2009年11月13日 「夕食をちょうだーい」。
勝手口のドアーごしに餌をねだるようになった。
つい先ごろまでは母親が狩りにでかけては昆虫や小動物を与えていたが、子猫は人間が与える餌のほうが美味しいらしい。母親は徐々に狩をやらなくなってきた。
2009年12月8日 いくつ頭があーるか。
すっかり家ネコになってきた。とはいえ、人間を近づけるのは母親だけ。最も人慣れしない左奥のタマネコがこの数日後、姿を消した。まだ1才になってないだろう。
2010年10月28日 キーボー。
裏の波板の下。ひとりダンボールの中。なぜか他の家族から距離を置く。このこはアレルギー持ち。クシャミ、鼻水。たびたび顔や頭にオデキができる
2010年10月29日 一番ひとなつこいキーボー。
庭に出るとすり寄ってくるから被写体になる割合が高い。太りすぎ。
2010年11月12日 ワイフにはだっこさせる。
2011年1月10日 太って、太って。
ふてぶてしくなってきた。でも人なつこいので、かわいい。このポツポツは耳ダニかな。
タマ
高齢のタマ。二十数年前、拾ってきたときは雨の中。痩せて、ウジにまみれていた。ワイフはビニール袋で挟んで洗面台にもってゆき、温水で洗ってあげた。暖かくて気持ちよさそうだったという。手のひらに乗る、小さくともよく泣く猫だった。
2009年2月20日 21才のタマ。
年齢なりの風袋か。
2000年12月26日 ハトを獲ったタマ。当時12才。
ネコが居間と外を行き来するには4つの狭いネコゲートを通過しなければならなかった。居間と玄関⇔玄関と広縁⇔広縁と納戸⇔納戸と外。外断熱の機能を発揮するにはそれぞれの部屋を密閉するのがよいと考えて設置した。ゲートはネコの頭が通過する磁石つきの扉である。この4つのゲートを通過する間にネコに付着した大方のゴミが掃除できたものだ。そこを通ってこのハトをくわえてきた。
この後、ハトを外に逃がしてあげたら、なにもなかったように元気に大空高く飛んでいった。
1997年11月07日 9才頃のタマ。
どうやって天井まで登ったのか、いまだに分からない。
やまいぬ
やまで暮らす犬。
この集落は、かつて里山、いまでは山林ないし森にかこまれている。ここで生活するひとつがいの犬を「やまいぬ」と呼ぶ。そのひとつがいの犬だけをそう呼ぶのかどうかは定かでないが。私の理解は、この山郷は山にかこまれて、野原が少ないことから「のらいぬ」よりも「やまいぬ」の方が語調がよいとして、そう呼んだのだと思っている。
1998年1月 やまいぬの子。
食べ物が少ない厳寒期にお腹をすかせて、たれ流された下水を飲んでいた。かたまった毛がぼそぼそで臭かった。あとで分かったのだが、体中に疥癬がまわっていた。よく生き延びていたものだ。
見捨てるわけにもゆかず、家に連れ帰り、町の「家畜医院」さんをハシゴして半年もの間、痛い注射をしてもらうために通ったが、快方に向かわなかった。
そうこうしているうちに、30分も車を走らせたところに近代的なよい「動物病院」があると聞きそこで診てもらった。そこではじめて疥癬だということが、わかったのだった。愛犬、サブ。
1998年 その妹。
やまいぬに今年も子供ができた。
この子は沢の中で私達に助けを求めていた。
どうやら、やまいぬは子を、ある程度育てたところで自立させるようだ。そして、この子だけが生き延びている。しかし、この山はこの子が無難に育つほどに豊かではないようだ。
1999年 サブとモモ。
やまいぬの兄妹。
彼らを育てているとき、ほぼ連日、雨だろうが雪だろうが、1時間から2時間、山歩きを楽しんだ。彼らにヒモを結ぶ必要などない。呼べば必ず走り寄ってきた。しばらくの間、数年間、そうした山歩きを楽しんだ。
ところが。拙宅から500mほど町の方向におりていったところに、彼らより一才年上の姉、チャッピーがいる。あるときから、その、チャッピーのお宅とその周辺のお宅で、美味しいものがもらえるようになった。それはそれで、それらのお宅にはご迷惑をかけたわけだから、謝らねばならないし、感謝すべきことなのだが。以降、そういう山歩きが楽しめなくなってしまった。
2009年5月27日 はなちゃんとパパ
近隣のお宅で飼っている親子。
うちの、サブ、モモ、チャッピーと兄弟。遠くでほえ声を聞くと、その声がそっくり似ている。避妊対策をやってない。うちから100mほどの、猫を飼うお宅でも避妊対策をやらない。
おやねこ こねこがその例。もちろん、毎年のように子ができる。そういう地域性なのか。
麦雑穀工房
農場や製麦施設周辺の野生動物たち