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2009年初夏
管理機の修理


 1990年代初頭、知人からこの中古管理機をいただき、便利に活用してきたが、あっちこっちクタブレてきた。

「果樹桑園中耕機」。これを頂いてから十余年間、この中耕機だけで2反の畑を耕してきた。耕すといっても深さ5センチほどだから不耕起同様、草をかくだけのこと。

不具合その1:タイヤが割れてしまった。上の写真は交換済み。

不具合その2:バルブ部分のチューブが切れてしまっている。

不具合その3:フェールコックのパッキンがへたって燃料モレ。

不具合その4:スパークが出ない。電気系統のどこかが悪い。



というわけで、修理再生作業をまとめると。
 1 タイヤを交換する。
 2 燃料モレを修理する。
 3 スパークがでるように電気系統を修理する。


1 タイヤを交換する

 これまでシリコンコーキング材でしのいできたが、もう限界。交換しなければならない。
うまいタイヤが見つからないので、ホームセンターで3百円台で売っていた台車用のタイヤを入手。しかし、駆動軸(ドライブシャフト)とタイヤの軸径が合わない。そこで、この写真のようにドリルでネジ穴を4個あけて、ボルト/ナットで取り付けることにした。

ところが、前出の写真のように舵取り機構はワイヤー切れのままのうえに車輪幅が広いため、舵取り不能。車輪幅を狭めなければならない。

車輪幅を狭めるにはドライブシャフトを切断する以外になさそう。しかし錆付いて、ドライブシャフトが外れない。

ディスクグラインダーでカット。

なんとかカット。

一方のドライブシャフトは外れたので、万力にくわえて金鋸で切断。ディスクグラインダーの機械力よりも腕力の方が早い。

2 燃料モレを修理する

 フェールコックの燃料モレ修理はパッキンをつくればOK。田んぼの畦の水漏れ防止ポリシートがあったので、このポリシートを加工して取り付け。

燃料漏れ修理完了。

3 スパークがでるように電気系統を修理する

 電気系統のどこが悪いか。スパークが出ないのだから、発電機とポイントをチェックするため、カバーをはがして、プーリーとフィン付き磁石を外す。

ここにあるのが、発電機のコイル(軸下)とポイント(軸左上)。

ポイントが火花で腐食している場合が多いので、ポイント部分に紙やすりを差し込んできれいにする。軸とポイントの腕にはグリスを塗る。

組み戻してチェック。スパークが出るようになったので電気系統の修理完了


 タイヤ交換完了、燃料モレなし、エンジンがかかったので電気系統もok。

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